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●観世音菩薩普門品(3)〜観音信仰の霊験録〜(2009.7.15)

観音様を信仰して観音経を読誦し、災厄を免れた話


  平安北道(ピョンアンポクド)の妙香山(ミョンヒャンサン)の金仙臺(クムソンデ)の下の熙川谷(フィチョンゴク)の村に暮らす安鎮洪(アンジノン)という人が金仙臺の寺に通う篤実な仏教の信者だったのですが、仕事は狩猟で生活をする狩人でした。それなので、お寺の住職は何回も仕事を変えるように説得していました。
「お釈迦様を信仰する信者は生き物を殺す罪を犯してはいけないのだ。」
それでも、安鎮洪は生活をなかなか変えることができず、狩猟を続けていたのです。

 ある日安鎮洪は妙香山の中に深く入って行って、ウサギ、キジなどを捕まえるために四方を行ったり来たりしていました。ある崖の中腹に鷹が子供を育てている巣を発見して、安鎮洪はすぐその鷹を捕まえようと考えました。千メートルもの高さの岩壁を、鷹を捕まえる一念で観音経を唱えながらゆっくり一歩一歩降りていきました。その途中で安鎮洪足をすべらせ崖から落ちてしまいました。落ちる瞬間に頭をかすめた考えが「観世音菩薩様をとなえればどんな危険でも抜け出すことができるのだ」と言われた僧侶の言葉が思い出されて、危急の状況でもいつもよりこの上ない心で覚えた「観世音菩薩」をとなえました。

 かすかに意識が戻ってみると、幸いにも身体は崖の間にある1本の松の木の枝にひっかかっていました。上を眺めると千メートルにもなるはるかな岩壁があり、下を見下ろすと絶壁になっていました。それなので、上に上がる事もできず、下に降りることもできず、仕方なくもう死ぬのだと思い、最後にお釈迦様の限りないご加護を授かるためにいつもとなえた観世音菩薩様をこれ以上出ないほどの声でとなえました。どのくらいか唱えて、喉がかれ、身体は火のように熱くなったので、少し休んでいるとどこからかおかしな音が聞こえてきました。音が聞こえてくる方角を見下ろしてみると、むしろを巻いたような姿の大きな蛇が「シィー」という音を出して、舌をべろりと突き出して松の木に引っかかっている安鎮洪の方向に這って上ってきました。

 安鎮洪は言いました。
「もう死ぬのだ。あの大蛇が腹をすかせているので、人の匂いを嗅いで餌を探して上ってきているのだ。もうどうしようもない、死んでしまうのだ。」
と言って、あきらめるように、ただ一心で「観世音菩薩様」だけを呼んでいました。

 しかし、この大蛇は這って上ってきても人を襲うこともなく、ただ這ってのぼって来ただけでした。安鎮洪は突然、ポケットにいれていた小さな刀を思い出してそれを出し、上ってくる大蛇の背中に刺しました。そして安鎮洪は刀の柄を掴んで大蛇の背中に乗り移ることに成功しました。それでも大蛇は頭上げて、後ろを一度振り返っただけで人を襲おうとはしませんでした。

 安鎮洪は大蛇の背中に乗り、岩壁の上まで上って、刀を力いっぱい引き抜こうとしてもどんなに深く入ったのか引っ張ることもできずに、刀を抜くことはできなかったのです。それでも大蛇は人を襲わず、のそのそと這って逃げて行きました。安鎮洪はとても不思議で、
「世界では本当にいろいろなことがあるのだな」
と思い、手を合わせて何回も観世音菩薩様ととなえておじぎをして本当に不思議な思いで感謝しました。

 安鎮洪は家に戻って来てその日あったことを家族に詳しく話し、観世音菩薩様のご加護の力であるのだと口をそろえて話して寝ました。

 その次の日、朝になると、他の日と同じように顔を洗い、お香を炊いた後、「観音経」をとなえようと思って「観音経」をめくっていました。すると、思いがけなく自分が昨日山で大蛇の背中に刺して抜けずになくしてしまった刀が「観音経」の本の中にはさんであって、その刀が「観音経」の本の真ん中の偈頌の部分の「弘誓深如海(ぐせいしんにょかい)」という一節に刺してありました。安鎮洪はもう一度大きく驚きました。崖の岩壁で降りながらとなえていた「観音経」なのですが、途中で落ちた時までにとなえていた箇所は「弘誓深如海」だったのです。

 このように言葉で表現することのできない不思議な観世音菩薩様の神秘の威神力を見て、驚かずにはいられませんでした。やさしい「観音菩薩」様が化身して大蛇となったのか、「観音経」が化身して大蛇となったのか知ることはできないのでした。

 安鎮洪はその時から心の中で大きく反省したのです。
『私たちのお釈迦様は私の狩猟の癖を改めるためこのような神通力を見せてくれたのだ。』とわかってその後から二度と狩猟をすることはありませんでした。

 

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