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●太陽と月の兄妹 (2009.8.2) 

 むかしむかし遠いむかし、お日様もお月様もなく世界は天国の明るい光だけで全ての生命たちが生きていました。ただし、今よりも世界は少しだけ暗く、夜もあることはあるのですが、月明かりもない薄暗闇なのでした。その時代は、天国と世の中はとても近い世界だったので誰でも善行をすれば天国の優しい神様と通じて、天国と世の中を行ったり来たりすることができました。

 一方でその時代は、悪魔たちが野獣や猛獣などのさまざまな動物に化けていた時代です。動物に化けた悪魔たちは山で暮らしながら人間たちに襲い掛かり、つかまえて食料として食べていたのでした。

 ある村で若い夫婦が暮らしていたのですが、その家にはお金や土地が少しもなく、貧しい生活をしていたので深い山の向こうの村まで転々と働きながら生活していました。その家は貧しくても夫婦円満だったので、やがて男の子と女の子の兄妹を授かりました。

 

 ある日、夫は深い山を越えて仕事に行きました。その日は仕事が遅くに終わり、帰る時に世界は暗くなってしまいました。夫は暗い世界で山を越えて家に帰るのがとても不安でしたが、家族を守るためと思い、できるだけ急いで山を越え家に戻りろうとしました。その途中で恐ろしい虎とでくわしたのです。夫は虎に捕まえられ、命を奪われてしまいました。

 妻と子供たちはお父さんが虎に捕まえられて亡くなったこと知って驚き、嘆き悲しみました。その悪い虎を恨んで仇をとろうと思っても、とれない悔しい気持ちで一杯となり、ひどく悲しみ、辛く思っていました。妻は主人を亡くし、絶望していても始まらないと、子供たちとともに生きるために、手先が器用な才能をさまざまに活かしてお金持ちの家で昼も夜も一生懸命肉体労働をし始めました。そうするうちに、子供たちも少し大きくなりしっかりするようになりました。

 ある日、妻は深い山を越えた村にある家から結婚式の大きな行事のための洋服や料理を作る仕事に呼ばれて行きました。3日間の大きな行事の仕事を一生懸命こなし、無事にそれが終わると、妻の身体はとても疲れて、くたくたになっていました。それでも家で待っている小さな子供たちのことが心配で不安だったので、行事で残ったお菓子やお餅、美味しい料理をたくさんもらい家に向かって歩き出しました。そのとき天国の光は薄暗くなっていて、その暗い山の中を一生懸命歩いて帰ってくる途中、またあの恐ろしい虎に出くわしたのです。妻は恐怖で、怯えながらも、叫びました。
「どうか私を食べないで。今私が食べられてしまったら、家に残した幼い子供たちがあまりにもかわいそうだ。子供を残して死ぬわけにはいかないので、どうか見逃して欲しい。今もっているおいしいお菓子や餅を全てお前にあげるから、命だけはとらないで欲しい。」
と泣いてお願いしたのです。しかし無情にも妻は虎に命を奪われてしまったのです。

 

 母親が虎に捕まって亡くなったことを知った子供たちは驚いて、嘆き悲しみました。兄妹は悲しみと悔しさで怒りがおさまらず、両親たちの命を奪った悪い虎を捕まえて復讐できないはしないかとぐるぐると考えをめぐらせるのですが、ずっと考えても苦しいだけでした。兄妹たちはまだまだ小さな子供だったので、生きていく術もわからず、貧しさで苦しんでいました。兄妹は毎日天国の優しい神様にお祈りをすることにしました。
「私たちがこのまま生き延びて、早く大きくなれますように。そして強くなって悪い虎を捕まえ、仇をとることが出来ますように導いてください」
と昼も夜もお祈りをしていたのです。

 村の人々は子供たちが生きていくことができるようにお金を集め、みんなで一生懸命協力し、見守っていました。

 

 ちょうどその頃、あの恐ろしい虎が兄妹二人きりで暮らしていることを知り、次は子供たちを食べようと辺りが暗くなってから山から兄妹のいる村に降りてきたのです。虎は命を奪った母親の服と帽子を使って、母親の姿そっくりに化けて、何食わぬ顔をして兄妹の家の前に現れたのです。そして扉を叩きながら母親の声を真似て
「お母さんがあの世から生き帰ったよ。早く扉を開けておくれ」
と外で叫び、兄妹を呼びました。

 兄妹はびっくりしましたが、あの世から帰ってくることもあるのかと、まんまとだまされて扉を開けようと嬉しくて走っていきました。兄妹は扉を開けるその瞬間、亡くなった母親の言葉を思い出しました。それは、母親が仕事に行く時にいつもこう言って出て行ったのです。
「誰かが扉を叩いても、絶対にすぐ扉を開けないように。扉の横にある小さな窓の鍵穴からそっと外を見て、本当のお母さんでなかったら、扉を開けずに何も返事をしないで静かに隠れていなさい。」
兄妹はそれを思い出し、窓の鍵穴からそっと外を見てみると、確かにそこには母親の服を着て、母親の帽子をかぶっている大柄な人が立っているのです。そしてまた扉をどんどんと叩きながら
「お母さんだよ、早くこの扉を開けておくれ」
と言うのです。しかし、その声は野太く、がらがら声でした。妹は思わず、
「お母さん、どうしてそんなに声がしわがれているの?」と窓越しにたずねました。母親に化けた虎は
「あの世で風邪をひいてしまってね。ごほごほ」
と言うのです。大きな体が服におさまりきれず、袖から伸びた大きな手が毛むくじゃらだったのです。それはまさにあの両親の命を奪った仇の虎だと兄妹にはわかってしまうのです。

 母親の姿に化けた恐ろしい虎に兄妹は驚き、恐怖で震え上がりました。兄妹は力が足りないので、どうすることもできず、天国の神様に助けて欲しいと必死でお祈りしました。

 虎は中に子供がいるとわかったのですが、扉を開けないところを見ると、化けていることが感づかれたと思い、扉をどんどんともっと強く叩きました。兄妹はこのままではあの虎に食べられてしまうと、一生懸命天国の神様に念じました。虎が扉を勢いよくどんどんと叩くので扉が壊れはじめてきたのです。兄妹は急いで裏口から家の外に飛び出しました。虎はとうとう扉を叩き壊し、家の中に入ってきたのです。

 兄妹は家の裏にある高い柿の木の一番上まで一目散に登っていきました。柿の木の下には大きな池がありました。虎は部屋に入ってくると、子供たちの姿は見つからないので、うろうろと探し回りました。すると裏口の扉が開いていたので、外に出て、柿の木の下まできました。池には柿の木の影が映り込み、兄妹ふたりの姿も池に映ってしまったのです。虎は兄妹の姿を見つけて、池に向かって前足をがっと出して捕まえようとしました。池に映った姿なので、もちろん捕まえられないのです。虎は池に映っている子供たちに向かって話しかけました。
「どうやってそこに入ることができた?」
兄は虎に向かって返事をしました。
「池の真ん中まで来ないと捕まえることなんてできないぞ」
と言ったので、虎は智慧が足らずに、兄妹に言われたとおり池の中までじゃぶじゃぶと入っていきました。中に入っても兄妹の姿は見えず、騙されたことにやっと気がついたのです。虎は怒り狂って、上を見上げると子供ふたりが柿の木の上にいるのを見つけたのです。そして虎は急いで柿の木に登っていきました。兄妹は虎に食べられてしまう、と絶体絶命におちいり、命がけで
「お母さん、お父さん、そして天国の神様よ、私たち兄妹をどうか助けてください」
と大声で泣きながら叫びました。すると天国にいる優しい神様がその声を聞きつけて、急いで「命の綱」と呼ばれる太くて黄金の色をした綱を子供たちの前に投げ、子供たちがその綱に掴まって天国に昇って来られるようにしてくれました。

 兄妹は神様が投げてくれた命の綱をしっかりと握って天国の世界に夢中になって昇っていきました。虎は柿の木に登ってみると、ふたりが天国に綱をつたって昇って行く姿を見て、大変悔しがりました。そして神様に向かってふたりが大声で叫びながら祈った真似をして悪い虎も優しい神様に同じようにお願いをしました。

 神様は悪い虎の声を聞いて、今度は「命が切れる腐った綱」を虎の前に投げました。虎は天国から降りてきた綱に掴まって、しめしめと天国へ一生懸命昇っていこうとしました。けれども天国へ昇るそのちょうど真ん中くらいのところで、その綱は腐って切れ、虎は地面に落ちて死んでしまったのです。

 虎が落ちて死んでしまった場所はトウモロコシ畑とサトウキビ畑の境目でした。虎が落ちて、身体が割れて死んでしまうと、身体からたくさん流れたその血がトウモロコシ畑とサトウキビ畑に流れ込み、その血で畑がひどく汚れ、虎の血がまざり、茎の中まで赤く染めてしまいました。そういうわけで、そのときからトウモロコシの茎の中とサトウキビの茎の真ん中だけは赤くなり、今でも葉っぱは緑の色のままなのです。

 

 天国にやっとのことで昇ることのできた兄妹は、優しい神様にお願いをしました。
「私たちは世の中で苦しくて辛くて悔しい思いでおりました。まだまだこの世の中には悪い動物に化けた悪魔たちがたくさんおります。私たち兄妹のように辛く悲しい子供たちもたくさんいることでしょう。私たちから神様にお願いしたいのです。永遠にこの天国(=宇宙)に残って世界のために大きな役割を与えて下さい」
とお願いしたのです。優しい神様はそのようにお願いする子供たちに対して
「大人でもなく、まだ幼い子供なのにしっかりとしていて善い子供たちたちだな」
と誉め、兄妹ふたりの願いを受け入れて、言いました。

「天国と世の中の明るい目となり、大きな力となり、世界を明るく照らして全ての生命たちを守るため、また世界が永遠に続くように、これからお前たちの姿を一人は黄金の色をした火の塊とし、もう一人は銀の色で雪のように冷たい石の塊にし、そして天国で永遠の命となるように作ってあげよう。そして火の塊を太陽と呼び、世界に現れている間を昼と名づけよう。石の塊は月と呼び、世界に現れている間を夜と名づけよう。お前たちは交替しながら宇宙森羅万象の中、世界全ての生命たちを見守りながら導いていきなさい」
と言われました。二人の兄妹はそれをすぐに理解し、どちらがどちらの役割を果たすか希望を神様に申し上げました。

 妹は暗い世界が恐いので明るい世界を選び、世界を照らす熱い太陽となり、昼の神様となることにしました。兄は強くてしっかりしていたので暗い世界を守る冷たい月となり、夜の神様となりますと神様にお願いしました。優しい神様はお願いされたとおりに、兄と妹に天国(=宇宙)でいつまでも暮らせるように強いパワーを渡してくれ、兄妹に太陽と月の役割を与えたのです。

 それなのでこの兄と妹は、そのときから今まで長い間ずっと自分達の前世だった人間の世界を深い愛情で明るい太陽ときれいな月となって今でも私たちを見守りながら明るく照らしてくれるようになったのです。

 宇宙にあるお日様とお月様は人間の子供たちが天国に昇って優しい神様に永遠の命を授かり、宇宙で暮しているので、いつでも、いつまでも私たちの心と永遠に通じて、私たちが悲しければ悲しい姿で見えるし、苦しければ苦しい姿で見えるし、孤独で寂しければ寂しい姿で見えるし、嬉しければ嬉しい姿で見え、怒っていたら怒っている姿に見えるのです。

 

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新宿におりたった永遠の魂、太陽

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韓国の魂の写真たち

 

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