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●美しいナビ夫人(蝶々夫人)(2008.12.24)


 昔々、なかなか子供が授からないある貴族の夫婦がいました。とても財産があり、国の大きな仕事を任され、力がありました。しかし年をとっても妻に子供ができませんでした。その主人は子供を産むために他の若くて、元気で、安産できそうな女性を妻として次々に家にたくさん入れましたが結局は子供は授かりませんでした。不思議に思い悩んでいるところに、とある山で修行をしている仙人がいて、その仙人は透視をすることができ、なんでもずばずばと言い当て、さらに一緒にお祈りをすると願いがなんでもかなうという話を聞きました。夫婦は子供が本当に欲しかったので、仙人のところに透視をしてもらいにその山へ行くことしました。

 夫婦が仙人に出会った途端に仙人はすぐさま「ご主人はとても頭がよく、力のあるお仕事をされています。大切な素晴らしい家を守っていますね」と言い当てました。夫婦は驚いて仙人に悩みを打ち明けました。

 すると仙人は、「この夫婦とこの家を賢く継げるような期待に見合った子供の魂が世界におりません。いくら妻がたくさんいても、普通に子は授からないでしょう」と言われました。本当に欲しければ、その仙人の住む山でたくさんの惜しみないほどの布施をして、五体満足思ったとおりの子が産まれるように仙人と100日間一緒にお祈りを続けなさいと勧められました。そこで、夫婦ふたりは仙人を信じて言う通りにお祈りをすることに決めました。そして100日お祈りを夫婦と仙人と一生懸命3人でしました。

 お祈りが終わった後の日の夜に夫婦は一緒に空からきれいな天国の羽衣がひとつ飛んできて、浮いている夢をみました。羽衣が地面に舞い降りてきたので、それを捕まえて、家に持って帰ったという夢を見ました。するとその3ヵ月後に夫婦の間にとうとう子供が授かりました。子供縁結びのお祈りのおかげで菩薩さまが授かったのです。

 そして、子供が授かった後で夫婦はまずまずあった財産を周囲の人や近所の人などになんでもかんでもわけてあげるようになりました。あげたい気持ちに変わっていったのです。そのおかげで子供は素晴らしい姿で、良いオーラを持って生まれ出てきました。この子供がお釈迦様の前世です。

 子どもは友達にいろんなものをあげたりするのが好きで、服や食べ物や人が好きなものは家にあれば全てなんでもかんでもあげてしまいました。お金にならなくても、家で他人にものを教えたり、自分で勉強したりしていました。

 そんな折にお見合いでナビという女性に出会いました。お金もあまりなかったのですが、2人は結婚しました。なんでもかんでもあげてしまう夫はしまいには家まであげてしまい、夫婦ふたりは銀月山(ウモォルサン)に慎ましく住むことを決めました。

 その山で夫は修行をしながら、本を書いたり、山から降りて村で人に教えたり、先生のようなものをしていました。お金をたくさん稼ぐような仕事ではないのですが、人の悩みをきいたり、サポートしたりする仕事でした。また、持っているものはすべて布施をして、なんでもあげてしまうので、なかなか経済力がありません。それでも夫婦は円満で、ふたりの間には元気な男の子とかわいい女の子が授かりました。男の子はグァンア、女の子はスガといいました。

 ナビ夫人は夫に経済力がないので、山を降りてはお金持ちたちが特別な行事をするときに料理を作ったり、服の仕立てをたのまれて、家に持ち帰り、家でオーダーメイドの服を作ったりする仕事をしていました。ナビ夫人は手先が器用でとても上手に服をつくり、料理もおいしいと評判でした。

 ある日、ナビ夫人が子どもと3人で過ごしていたら、その国の王様が銀月山に動物狩りに来ました。3日ほどその山に泊まって、狩の大会を家来たちと開いていたところ、王様はナビ夫人を目撃してしまいました。ナビ夫人を見て、王様は一目で恋に落ちてしまいました。王様は3日間とも狩りもそっちのけで毎日大会が終わるたびにそのナビ夫人を必ず見に立ち寄りました。

 そしてとうとう王様はナビ夫人に
「わたしはあなたに惚れた。今から私と一緒に城に行こう。私と一緒になれば、どんな苦労もさせないし、欲しいものはなんでもやることができる。あなたのような素敵な美人はこんなところで、貧乏で苦労ばかりして暮らすことはもったいないので、どうしても連れて行きたい。城にいけば私の第1夫人にすることを約束する」
と言いました。

 しかし、ナビ夫人は
「いいえ、私は夫も子どももいます。王様のところに行くわけにはいきません」
と丁寧にお断りしました。

 王様の言葉は昔は絶対だったので、王様のこのような誘いを断ることは命がなくなると思わなければなりません。ナビ夫人もそのことは知っていたはずなのですが。

 王様はそれでもナビ夫人に惚れてしまっているので、夫人をすぐに殺すことはせず、
「私についてこないならばあなたの子供ふたりをこれから城に連れて帰る。もし3日以内にあなたが私のところに来たら子どもを返そう。そうでなければ子供の命はないと思え」
と嫌がる子供を人質にして連れ去りました。

 そのときお釈迦様は外に教えに行って家をあけていたので、そのようなことがあったことはまったく知るよしもありませんでした。ナビ夫人は子供を連れ去られたショックで
「私は何も悪い事もしていないし、夫も人のためにいつも働いるのに、なぜこのような辛いことが起きるのでしょう。これでは深く信じていた神も仏もこの世の中にあったものじゃない!」
と怨みながら、大声で泣いていました。その嘆きの声がお釈迦様の背後霊である天国の帝釈天の耳にまではっきりと届きました。

 帝釈天がその様子を見にきて、すぐにお釈迦様のところに、ナビ夫人が大変なことになっていることを伝えに来ました。
「家が大変なことになっているので、すぐに家に帰るのがよい」
と言いに行ったのです。 お釈迦様は遊びに行っていたわけではないので、みんなを教え終わって、急いで家に帰ってみると、子どもたちがふたりともいなくなっていて、そのうえ家がぼろぼろになって、ナビ夫人はその中でひとり泣き崩れていました。

 ナビ夫人から事情を聞いたお釈迦様でしたが、王様のところに夫婦どちらが行ったとしてもどちらも死ぬことは確実です。その昔、王様の力は絶対でしたから、命をとることなんてたやすいことなのです。

 なので、お釈迦様は
「私が子供を取り返しに王様のところに一人で行きましょう。子供だけは返してもらうようにします」
と夫人に言いました。

 するとナビ夫人は、
「いいえ、私が行きます。私の命は惜しくはありません」
と言いました。お互いが自分の命を捨てる覚悟で言い合っているのを帝釈天が聞いて、二人よりも先に王様のところにすぐに飛んで行きました。

チョクルジャンス

髑髏杖手

【真言】 観世音菩薩(グァンセウムボサル)  チョクルジャンス 真言(ジオン) オン トナ バアラ ヒャク

【意味】自分自身の力が足りないときに、たくさんの鬼神(お化けや鬼、幽霊など)を呼んで、お遣いを頼んだり、助けてもらうときに使う真言。なぜなら神様は忙しいので小さい事はこの鬼神たちが引き受けます。ちなみに鬼神たちの好物はそば粉のおかゆなので、それを作ってお供えすれば鬼神たちはいつもお腹がすいて苦しんでいるので効果があります。

 結局ナビ夫人とお釈迦様はふたりで王様のところに行って、王様の前で二人が交互に
「私の命をとって、子供を返してください」
「いいえ、わたしが・・」
と王様に言いました。

 王様はそんな夫婦ふたりの姿をみて、その子供とお互いの相手にかける愛情ややさしさの深さに感動して、心を開いて
「あなたたちのような命をかけて愛し合う素晴らしい夫婦はみたことがない。どんなものでも、たとえ王である私でさえも二人の縁を断ち切ることはできないでしょう」
と優しい言葉をなげかけました。

 帝釈天が王の身体の中に入り、そのように王の心がやさしくなるように、王の心を動かしたのです。そして最後にはこの夫婦は子供二人とも取り戻すことができ、家に帰り、家族4人がまた平和で仲良く銀月山で暮らせるようになりました。

 

 

「お釈迦様のラブストーリー」

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